第14回 街のちいさな食パン専門店 『一本堂〜IPPONDO〜』

2016-12-16_01

先日、JR西荻窪駅(東京・杉並区)まで自転車で向かう途中、駅前通りでかわいいお店を見つけました。一見、雑貨屋さんかと思いましたが『一本堂』という焼きたて食パンの専門店でした。西荻窪はおいしいパン屋さんが多いと聞きますし、狭い店内に次々にお客様がはいっていくので人気店?私も入ってみました!

食パンは全部で6種類。なかでも数量限定「れーずん」は一番人気のようで、この日は午後4時過ぎにすでに完売とのこと。残念ですがそれはまた次回のおたのしみにして、今回は「ごま」(320円税込)と「たから」(340円税込)の2種類を購入してみました。ごまペーストと黒ごまを練りこんだオリジナル商品の「ごま」は、香りと甘みもしっかり感じられ、「たから」は定番の「一本堂食パン(260円税込)」よりもちもちとしたコシがあり高密度で深い味わいだそう。帰宅して夕飯前に味見をすると、なるほど説明のとおり!どちらもそのままでしっとりおいしくて、つい食べすぎでしまいました(笑)。

パンのおいしさだけでなく、店内の掲示物やカードなど、あちこちにかわいい手描きイラストが使われていて手作りの温もりがありますが、ショップ紹介のチラシに小さく“FC加盟店”と書いてあってびっくり!三鷹と世田谷に姉妹店もあるそうなのでネットで調べたらそれぞれがすてきなお店。食パンへのこだわりとお客様をとても大切にしているのが伝わってきました。
こんな温かみのあるFC、なんだかいいな〜!

編集部からの回答

一本堂』は、食パン専門店のフランチャイズ(FC)で、『FRANJA』でも、特集「朝を制する」(VOL86.2015年5月号)で取材したことがあります。
私も「まずは自分の舌で味わってみなければ」と、取材前に「新宿本店」(東京・新宿区新宿7丁目)に食パンをもとめに買いに走ったのが、つい昨日のようです。
改めてサイトを見たら、社名がディダイナミックから「一本堂」に変更されていて、店舗も東京・神奈川・千葉・埼玉に加えて、群馬、福岡、広島、岐阜にまで広がり、40店近くになっているようです。
社長の谷舗(たにしき)治也さんは『東進ハイスクール』などを展開するナガセ(東京都武蔵野市)で、通信衛星を利用した『東進予備校』なのFC事業の企画開発などを経験された方です。お父様の介護で一時は大阪に戻られ、コンサルタント業をなさっているときに社外取締役としてベーカリーレストランと出会い、「食パンだけなら短期間で技術を習得できるのでは」と考えて生まれたのが食パン専門店の『一本堂』さんなんですよ。
谷舗さんは、昔から「個人でも加盟しやすいFCを作りたい」と思っていたそうです。ご夫婦二人で一生懸命商売にうちこめば、それなり(月間・50~100万円弱)の利益が残るようなビジネスはないかとずっと考えていたようです。コンビニみたいにガチガチにシステムで作り上げられたものじゃなく、でも、搾取されるようなFCじゃないものをという考え方だったと記憶しています。
初期投資額も10坪程度のお店で、加盟金や物件取得費なども含めてギリギリ1000万円内(2015年の取材当時)で賄えるものでした。
決してスピーディではないかもしれませんが、谷舗さんの目の行き届く範囲で、よい形で成長されているといいなと思って見ています。
一本堂の食パンで、私が一番好きなのはokyo3が買い逃した「れーずん」です。この商品だけ店舗でスライスしてくれないのは、レーズンが一杯入っていて、スライスしちゃうとこぼれ落ちちゃうからなんです!ずっしりと重たいほどの一品です。
そうそう、okyo3がいらした西荻窪のお店は、東京で手広く『一本堂』のFC店をなさっているフランチャイジー企業のお店で、とっても店づくりが上手ですよね。自由裁量の部分が多い『一本堂』さんは、お店によって手作り感が残されているようですね!

本サイトで利用される画像・文章は筆者、トーチ出版または取材協力先及び素材提供元に著作権があります。 無断での転載や加工、再販等の行為は著作権法違反により罰せられます。
広川京子(okyo3)

筆者:広川京子(okyo3)

イラストレーター 千葉県生まれ。政治・経済漫画家だった父の門前の小僧として育つ。「FRANJA」では創刊時から14年間「わが街のFCマップ」を担当。その間、浜松、福岡、東京でコツコツ仕事をしながら子育ても経験。 イラストを使い、日々いろいろな人たちの思いを伝えるお手伝いをしています。 趣味は、マッサージ(ボディセラピスト資格あり)と読みきかせ(紙芝居も作っています) FCと同じくSNSもずっと初級(@okyoboxで時々つぶやきます)