伝統の技とエレガントが融合「KAZARO」

イタリア・ミラノのセレクトショップではこういうコーディネートで提案しています。インナーのタートルニットとチーフの色を合わせることで統一感がでますね。もうひとつはブルーのジャケットにワインレッドのチーフを合わせて一見、コントラストが強い組み合わせですが、パンツがブラウン系なのでまとまっています

「え、ダリアの花をさしているの?」と一瞬目を疑う、とっても洒落たポケットチーフ「KAZARO」(カザーロ)をご存じですか?

 

最近、ポケットチーフを気軽に楽しむ男性が増えていますが、KAZAROは華やかさ、色っぽさが群を抜いていると断言してもよい逸品。

 

どこか海外のブランドかって?

 

いえいえ、実はこれ、伝統的な染色技法の絞り染めによるもので、京都の職人とのコラボレーションで生まれたそうです。

 

絞り染めとは、布をつまんで糸で縛るなどして染めたくない部分を“防染”することで、色柄を生み出す技法。7世紀頃に中国から日本に伝わり、平安時代には宮廷衣装にも用いられたそうです。いまは、愛知県の有松鳴海絞りと京都が二大産地として残っています。

 

日本の伝統工芸を海外に輸出したり、企業のブランディングを手がけたりするZENTOの森田敏博社長が、「日本の本当の格好良さを伝えたい」と自社の独自ブランドとしてKAZAROを開発。

 

森田社長は、とても熱い経営者で、「伝統技術の継承にもなれば」という思いも抱いているのです。

 

早くも伊勢丹メンズ館や、日本橋三越、バーニーズ ニューヨーク各店での取り扱いがスタートしており、40代以上のお洒落なオトナの男性の間でジワジワと話題になっています。

ビビッド(写真上)な色使いだったり、ビジネスシーンでも使いやすいベーシック(写真下)な色合いだったり、色展開が豊富。グレーや紺は、人気が高いそうです。いずれも価格は8700円。少し気が早いですが、バレンタインデーの贈り物にも使えそう

絞り染め独特の突起が、花びらに似ていて、写真でもわかるように、ジャケットの胸元に、パッと一輪の花が咲いたようですね。

 

素材はシルクでサイズは20㎝四方。約30色で展開しています。

 

「ちょっと派手じゃない?」と感じるかもしれませんが、グレーやブラウン、紺といったシックな色合いのものは、紺やグレーのスーツにしっくりなじみますし、華やかな席に出る時は、赤や黄色、白といったビビッドな色合いのもので遊び心を発揮してもよさそう。

 

もうひとつ嬉しいのは、上手にポケットチーフをさせないという人でも、KAZAROは、クシュッとつまんでポケットに入れるだけで、自然にふわっと膨らむので、難しくないという点。

 

来週にせまったクリスマスプレゼントに悩んでいる女性の皆さん、夫や恋人をエレガントに変身させる贈り物として、いいかもしれませんヨ!

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橋本 伊津美

筆者:橋本 伊津美

流通ライター。1976年生まれ、明治学院大学卒業。女性ならではの視点で消費動向やトレンドをウォッチするライターとして活躍。FRANJAでは、有料記事で新連載「温故知新」を、また人気ブログ「橋本伊津美のトレンド小ネタ」(隔週金曜日)を連載中。その他、『日経MJ』(日本経済新聞社)、『日経レストラン』(日経BP社)、『地上』(家の光協会)など多数の流通小売業・サービス関連の新聞、雑誌で取材・執筆中