八百屋さんがおそば屋さん?!「さ竹」

新宿駅南口を出て、甲州街道沿いのヤマダ電機LABI新宿西口館を過ぎるとすぐ。間口が狭いので、うっかりすると通り過ぎてしまうかも

先月発行のFRANJA本誌VOL.86の「女性のチカラ」で取材をした都市型青果店「旬八青果店」を展開するアグリゲートが、なんと、東京・新宿の甲州街道沿いにファストフードスタイルの十割そば店「さ竹」をオープンしました。

アグリゲートは、新鮮な野菜を手ごろな価格で販売することで、「不本意な食生活を送る都市生活者の食卓を豊かにする」事を目指していますが、野菜を買うのは料理をする人です。ということは、料理をしない人とは、なかなか接点がないですよね。

そこで、自ら外食を手がけることで、野菜を使って料理をしない人にも、知らないうちに野菜たっぷりの健康的な食事をすることができる環境を整えようと考えたのです。

左から「かけそば」(330円)と「サラダ(大)」(200円).サラダのこのボリュームが分かりますか?? 野菜不足が気になる男性はぜひ

店内の石臼でそば粉を挽き、打ちたて、茹でたてを楽しめるそばは、「もりそば」(330円)や、「鶏天そば」(430円)、「肉そば」(500円)などがあります。やや甘めのつゆが平打ちのそばによく絡みます。ほどよくぷりっとした弾力の「冷や麦」(290円)も、じわじわとファンがついてきているようです。

いなり寿司や丼ものなどごはん類やセットメニューも充実していますが、やっぱり、ここで押さえておきたいのは、旬八青果店で扱う野菜を使ったメニューです。

こちらは、「もりそば」(330円)とサクサクの「かき揚げ」(120円)。 かき揚げは早くも人気商品のようですよ!

その一つが、「かき揚げ」(120円)。サツマイモやニンジン、ゴボウ、カボチャ、タマネギなど、常時4種類程度の野菜を使用していて、揚げたてなのでサクサクとした食感と、野菜の甘味が楽しめます。

また意外に男性受けしているのが、3つのサイズで提供している「サラダ」(100~380円)です。真ん中のサイズで、そばのどんぶりサイズなので、ビックリ。日によって野菜の種類は若干変わるものの、みずみずしいレタスや水菜、紫タマネギなどがたっぷり食べられます。

店に入るとすぐ左手にあるのが、ぐるぐると自動で回る石臼。食券を購入するスタイルです

ランチタイムのピークを過ぎてから訪れたのですが、そのくらいの時間になると、女性客が何人か続けて来店。野菜が摂れるということと、通りから客席が見えないことや、他のお客と目線が合わないような作りになっていることが、女性でも気軽に入れるポイントになっているのかもしれませんね。

多店舗化も考えているとのことなので、ある日、突然、皆さんのご近所に野菜がウリのおそば屋さんがひょっこり現れるかも!

人の目が気になりにくい店内。夜、ビールとそばを食べる女性1人客もいるそうです。かっこいいですね
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橋本 伊津美

筆者:橋本 伊津美

流通ライター。1976年生まれ、明治学院大学卒業。女性ならではの視点で消費動向やトレンドをウォッチするライターとして活躍。FRANJAでは、有料記事で新連載「温故知新」を、また人気ブログ「橋本伊津美のトレンド小ネタ」(隔週金曜日)を連載中。その他、『日経MJ』(日本経済新聞社)、『日経レストラン』(日経BP社)、『地上』(家の光協会)など多数の流通小売業・サービス関連の新聞、雑誌で取材・執筆中