おにぎり写真で社会貢献「おにぎり『いただきます!』ソーシャルアクション」

新米の美味しい季節になりましたが、白いお米の美味しさをぎゅぎゅと結んだ「おにぎり」の画像を「作ったよ!」「買ったよ」「食べたよ~」と投稿するだけで社会貢献ができるキャンペーンが、10月16日~11月30日まで開催中です。

以前、こちらのコラムでもご紹介したNPO法人TABLE FOR TWO International(以下TFT)が世界食料デーに合わせて毎年実施している「100万人のいただきます!」キャンペーンのなかの取り組みのひとつ。

TABLE FOR TWO Internationalでは、これまで企業の社員食堂やデパート内のレストランなどの賛同を得て、約3560万食の給食をエチオピアやウガンダ、タンザニア、ミャンマー、フィリピンなどアジア・アフリカの国々に寄付してきました。アフリカの給食では、トウモロコシの粉をお湯で練った主食と、豆や野菜が入ったスープをかけた「ポショ」を食べるそうです

より多くの人が気軽に参加できるようにと企画したもので、自宅で手作りしたおにぎりでもよいし、おにぎり専門店や、飲食店で注文したおにぎりの画像でもOK。もちろん、TFTの活動に賛同する企業(西友子会社の「若菜」や、「良品計画」、「はくばく」など)が対象商品にしている寄付付きのおにぎりでもよいそう。

10月15日に開催された記者発表会で、みんなの心を奪った(?)のは、千葉県多古町のお米ゆるキャラ「ふっくらたまこ」さん。多古米はふっくらとして上品な甘味があるお米で、お寿司屋さんがシャリとして選ぶほど。道の駅「あじさい館」で10月31日までTFTの寄付つき多古米コシヒカリを販売しています。これでおにぎりを作って投稿するのもいいですね

特設のFacebookをのぞくと、ヨーロッパアルプス最高峰モンブランからの投稿写真もあってビックリ。

写真1枚の投稿につき、私たちにかわって、この活動に賛同する企業が100円を寄付する仕組みになっています。これは、アジア・アフリカの子どもたちの給食5食分に相当するそうですよ。

今年の「100万人のいただきます!」キャンペーンに参加している企業の対象商品。はくばくは「寄付つき十六穀ごはん」、西友343店舗で販売する若菜のおにぎり、オイシックスのアフリカのお料理が作れる献立キット「Kit Oisix」など

たった1食の給食ですが、飢餓や貧困に苦しんでいる地域の親にとっては、子どもを学校に通わせる理由になりますし、子どもたちは勉強をすることで夢を抱いたり、貧困から抜け出したりできるなど、人生を大きく変える1食なのです。

今日の昼ご飯はおにぎりという方、パシャッと一枚写真を撮って投稿してみませんか??

(このキャンペーンに応援メッセージを寄せている)日本の郷土料理や行事食をライフワークテーマにしている白央篤司さんによる「にっぽんのおにぎり」(理論社刊)は、47都道府県を代表するおにぎりを紹介した一冊。秋田はいぶりがっこ、福島はいかにんじん、岐阜は鮎、沖縄はポーク玉子などなど、やっぱりこの地域はこのおにぎりだと選び抜かれたものばかり。故郷の味はもちろん、他県の食文化を知ることもでき、おにぎりを作るときの参考にしてみては?
本サイトで利用される画像・文章は筆者、トーチ出版または取材協力先及び素材提供元に著作権があります。 無断での転載や加工、再販等の行為は著作権法違反により罰せられます。
橋本 伊津美

筆者:橋本 伊津美

流通ライター。1976年生まれ、明治学院大学卒業。女性ならではの視点で消費動向やトレンドをウォッチするライターとして活躍。FRANJAでは、有料記事で新連載「温故知新」を、また人気ブログ「橋本伊津美のトレンド小ネタ」(隔週金曜日)を連載中。その他、『日経MJ』(日本経済新聞社)、『日経レストラン』(日経BP社)、『地上』(家の光協会)など多数の流通小売業・サービス関連の新聞、雑誌で取材・執筆中