革新的な技術によるシルクの肌着ブランド「TAMAMONO」

唐突ですが、皆さんはどんな肌着を身につけていますか?

そんな質問をすると、「セクハラだゾ!」と怒られてしまいそうですが、今回は、この夏、本格的にデビューしたシルク100%の肌着ブランド『TAMAMONO』をご紹介したくて、ちょっと立ち入った(!?)質問をしました。

開発したのは、キッチンに立つのが楽しくなるエレガントなエプロン『エレグランス』を展開するエレグランスの加藤なぎさ社長。

仲良し姉妹がモデル。赤ちゃんは産着として着用。右は同じベビー肌着を身につけた5歳のお姉ちゃん
仲良し姉妹がモデル。赤ちゃんは産着として着用。右は同じベビー肌着を身につけた5歳のお姉ちゃん

当初は、エプロンに使用する素材を探している中で、京都・亀岡に本社を置く山嘉精練(さんかせいれん)が8年がかりで開発したシルク「SHIDORI(シドリ)」と出会いました。

シルクには独特の光沢があり、しなやかな肌触りが大きな魅力です。また、18種類ものアミノ酸を含むタンパク質などで構成されていて、それが肌にやさしいほか、紫外線をカットし、コットンよりも吸湿性・放湿性に優れているなど、機能性にも富んでいます。

加えてSHIDORIは、樹脂や撥水材によるコーティングを施していないにもかかわらず、独自の技術によってピュアシルク100%なのに家庭で気軽に洗濯できる革新的なシルクなのです。

加藤さんは、自身がアトピー性皮膚炎に悩んだ経験があり、その時にシルクの肌着はストレスなく身につけられたこともあって、「これだけすごいシルクの魅力を伝えるならば、エプロンよりも直接肌に触れる肌着の方がよいのでは・・・…」と方向を転換。

ものづくりにあたっては、京都で精錬し、和歌山で編み、奈良で縫製するなど、可能な限り加工を国内で行っています。着物の需要が減って、国内のシルク産業が徐々に縮小する中で、「伝統の技術が継承し続けられるように」という思いが込められているんですね。

そして第一弾で発売されたのは、ベビー用のアイテム3点。

下に敷いているのがおくるみ。繭の形をイメージしたパッケージのボックスに入れてくれます
下に敷いているのがおくるみ。繭の形をイメージしたパッケージのボックスに入れてくれます

赤ちゃんのデリケートな肌をやさしく包み込むベビー肌着は、税別1万5500円と高額ですが、デザインの工夫によってなんと5歳くらいまで着られる“ロングライフ”が特徴です。

きちんとお手入れをしていれば、それだけ長持ちする堅牢性もあるのですね。

可愛らしいフリルを施したおくるみ(税別3万3400円)は、大人の女性が膝掛けとしても使える逸品。また、赤ちゃんが自分の肌をひっかいてしまわないように守るベビー手袋(税別3900円)もあります。

出産のお祝いにぴったりですよね。

今後は、キッズ用、大人用とラインアップを拡充していく予定。

肌着は、人目に付かないからテキトーなものでよいというのも一理ありますが、やっぱり1日中、肌に触れているものだからこそ、こだわるというのもまた一理。しかもそれが伝統技術の継承に少しでも役立つのなら、意味深いモノですね。

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橋本 伊津美

筆者:橋本 伊津美

流通ライター。1976年生まれ、明治学院大学卒業。女性ならではの視点で消費動向やトレンドをウォッチするライターとして活躍。FRANJAでは、有料記事で新連載「温故知新」を、また人気ブログ「橋本伊津美のトレンド小ネタ」(隔週金曜日)を連載中。その他、『日経MJ』(日本経済新聞社)、『日経レストラン』(日経BP社)、『地上』(家の光協会)など多数の流通小売業・サービス関連の新聞、雑誌で取材・執筆中