TFT「個人寄付プログラム」がスタート。“給食のお年玉”を送ろう!

ケニアの子どもたちも給食を前ににっこり。食材はなるべく地元や国産のものを使うことで、地域の経済活性化も意識しているそうです。(写真提供:TABLE FOR TWO)
ケニアの子どもたちも給食を前ににっこり。食材はなるべく地元や国産のものを使うことで、地域の経済活性化も意識しているそうです。(写真提供:TABLE FOR TWO)

以前より何度かこのwebコラムでも取り上げさせていただいているNPO法人TABLE FOR TWO Internationalが、昨年末からいよいよ個人の寄付もスタートしました。

先進国はカロリー過多でたくさんの食べ物を破棄している一方、開発途上国は飢えに苦しんでいる…。そんな食の不均衡、世界の食料問題の解決のために、先進国でカロリーや塩分、脂質などに配慮したヘルシーメニューを食べると、その代金のうち20円が、アフリカやアジアの子どもたちの給食費になるという活動を続けています。

これまでに約4300万食分が寄付されているんですよ。

ルワンダの学校で提供しているのは、甘くないトウモロコシの粉をお湯でねったお餅のような食感の「ポショ」。(写真提供:TABLE FOR TWO)
ルワンダの学校で提供しているのは、甘くないトウモロコシの粉をお湯でねったお餅のような食感の「ポショ」。(写真提供:TABLE FOR TWO)

すごく素晴らしい活動なのですが、これまでは社員食堂や学食での導入が主体で、毎年10月の世界食料デーにちなんだキャンペーン「100万人のいただきます!」期間中を除くと、個人ではなかなか協力したくでもできない…というのが課題でした。

ところが、昨年の「100万人のいただきます!」キャンペーンで、おにぎりを食べたり買ったり、作ったりしている写真を特設サイトなどに投稿することで、投稿者にかわって協賛企業が1枚100円を寄付する「おにぎりアクション2016」を実施したところ、なんと10月中旬から11月末までに約10万9000枚の写真が投稿されたそう。(これによって約85万食の給食を届けることができるんです!)

毎日のようにお弁当につめるかわいらしいおにぎりの写真をアップしてくれる子育て中の女性もいて、想定以上の反響に。

家庭にいても、遠い国の子どもたちにできることをしてあげたいという思いが大きいことを実感して、今回の「個人寄付プログラム」の開設に至ったとのことです。

TFTの支援先はルワンダ、ウガンダ、ケニア、タンザニア、エチオピアのほか、フィリピン。子どもたちの給食は、親や地域の人々の協力によって作られています(写真はウガンダ)。ルワンダのバンダ村では朝7時過ぎから給食室でおかゆづくりがスタート。1回の調理で1200人分が出来上がり、敷地内の幼稚園に届けられるほか、コンテナに移して小中学校と離れた場所にある幼稚園に給食を運搬します。(写真提供:TABLE FOR TWO)
TFTの支援先はルワンダ、ウガンダ、ケニア、タンザニア、エチオピアのほか、フィリピン。子どもたちの給食は、親や地域の人々の協力によって作られています(写真はウガンダ)。ルワンダのバンダ村では朝7時過ぎから給食室でおかゆづくりがスタート。1回の調理で1200人分が出来上がり、敷地内の幼稚園に届けられるほか、コンテナに移して小中学校と離れた場所にある幼稚園に給食を運搬します。(写真提供:TABLE FOR TWO)

その内容は、「毎月寄付」と、「今回のみ寄付」の2パターンがあります。

「毎月寄付」は子ども1人に1か月分の給食を提供できる月500円~。上限は子供20人に1か月分を届けられる1万円から選べます。「今回のみ寄付」の場合は、子ども6人分に1か月分の3000円から、一クラス60人分の1か月の給食を寄付できる3万円まであります。

最後の一滴まで残さないよう、夢中でおかゆを食べるルワンダの子どもたち。(写真提供:TABLE FOR TWO)
最後の一滴まで残さないよう、夢中でおかゆを食べるルワンダの子どもたち。(写真提供:TABLE FOR TWO)

学校であたたかい給食が食べられるようになることは、おなか一杯になるというメリットだけではありません。それまでは学校に行かずに家の手伝いをしていた子どもたちが、(一食分は給食でまかなえて食べる心配をしなくて済むから)「学校に行く」という登校理由になって、就学率がアップ。それは学力の向上や、体力の向上、親と学校のコミュニティ形成などにもつながって、貧困を解決する一助にもなっていくのです。

もうすぐ2017年。私たちの小さな一歩が、大きな未来になる。そんな想いで“給食のお年玉”を贈ってみませんか?

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橋本 伊津美

筆者:橋本 伊津美

流通ライター。1976年生まれ、明治学院大学卒業。女性ならではの視点で消費動向やトレンドをウォッチするライターとして活躍。FRANJAでは、有料記事で新連載「温故知新」を、また人気ブログ「橋本伊津美のトレンド小ネタ」(隔週金曜日)を連載中。その他、『日経MJ』(日本経済新聞社)、『日経レストラン』(日経BP社)、『地上』(家の光協会)など多数の流通小売業・サービス関連の新聞、雑誌で取材・執筆中