世界の毛糸がズラリ「Keito」

東京の日本橋馬喰町というと、昔ながらの問屋街。

手前の陳列台に並ぶのがカウチンセーター用の糸たち

商いの町らしい活気がみなぎっていますが、数年前からセンスのよいカフェやレストラン、ショップがじわりじわりと集ってきているんですよ。

 

ギャラリーや雑貨店が集った古いビル「アガタ竹澤ビル」はその象徴的存在ですが、ビルの向かいに、最近オープンしたのが、イタリアやフランスなど世界中の毛糸を集めた専門店「Keito」。

 

壁一杯に色とりどりの毛糸がズラリと並んでいます。

 

イギリスの「ジェイミソンズ」というメーカーの糸はとにかく色展開が多彩で、緻密な編み込み模様が美しいフェアアイルニットを編むのに最適だそうです。

 

1本の糸なのにグラデーションで徐々に色が変わっていくものは、靴下を編むと縞模様になるというユニークなもの。

 

カウチンセーターを編むための糸は、バレーボールくらいのかたまりになっていて、存在感があります。

 

運営しているのは、編み物手芸出版社「日本ヴォーグ社」。

 

町の手芸店が減っている反面、ハンドメードを楽しむ人が増えてきて、手芸に関する質問を気軽にできる場所が欲しいという声が多く寄せられるようになってきたため、実際に糸に触れ、分からないことを聞ける場所を設けようとオープンしたもの。

 

定期的に編み物作家を招いてワークショップも開催しています。

マルシェ風に陳列していてわくわくします。「この糸は何を編むのに向いていますか?」と聞きながら選ぶのも楽しいですね

買い物の前後には、すぐ近くにある益子発のライフスタイルショップ「スターネット」や、山形産の食材を使った定食屋「フクモリ」とその姉妹店でパイとコーヒーが美味しいブックカフェ「イズマイ」などでのんびりとした時間を過ごすのもおすすめ。

 

店の存在が人の流れや町の雰囲気を変え、また面白い店を引き寄せるという循環を感じられますよ!

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橋本 伊津美

筆者:橋本 伊津美

流通ライター。1976年生まれ、明治学院大学卒業。女性ならではの視点で消費動向やトレンドをウォッチするライターとして活躍。FRANJAでは、有料記事で新連載「温故知新」を、また人気ブログ「橋本伊津美のトレンド小ネタ」(隔週金曜日)を連載中。その他、『日経MJ』(日本経済新聞社)、『日経レストラン』(日経BP社)、『地上』(家の光協会)など多数の流通小売業・サービス関連の新聞、雑誌で取材・執筆中