究極の食パンと出合える「セントル・ザ・ベーカリー」

平日のお昼前で、この行列。夜はVIRONのパンとワイン、チーズ、シャリュキュトリ(加工肉)を味わえる食堂「ラ・カンティーヌ サントル」に変身します

東京の銀座一丁目に、行列の絶えない食パン専門店&カフェ「セントル・ザ・ベーカリー」があるのをご存じですか??

 

いつも長い列で、オープンから10カ月近く経つ今でも、「時間がないから並んでいられないなあ・・・」と後ろ髪を引かれる思いで諦めなければいけないほどの人気ぶりなのです。

 

販売しているのは3種類の食パンのみで、物販コーナーと、その食パンを味わえるカフェが一体となっています。

 

アイテムを絞り込んでいるという点から、パンの中でも最も身近な印象がある食パンの価値をとことん追求したお店なんだなと感じますね。

 

今ではすっかり日本でも定着した感がありますが、「フランスのパン屋さんってこんなに素敵なんだ!」とワクワクさせてくれた「PAUL」や「メゾンカイザー」などが、次々に日本上陸を果たした10数年前に、東京・渋谷にオープンしたブーランジェリー兼ブラッスリー「VIRON」の系列です。

 

気になる食パンですが、ひとつは、北海道産の小麦「ゆめちから」を使った角形の食パン「JP」(1本840円)は、むちっとした弾力があって、肌理の細かいしっとりとした生地が魅力で、焼かずにそのまま食べるのがお薦めだそう。

普通、焼き立てのパンをサンドイッチに使う事はないと思いますが、ここは別。ほんのりあたたかい食パン「JP」とプルプルとしたオムレツは、記憶に残る味でした

もうひとつは、焼いても、そのままでも美味しいアメリカやカナダといった北米産小麦による角形の食パン「NA」(同840円)。

 

そして、薄めにスライスして焼くとサクサクとした食感が絶品なのが山形イギリス食パンの「EB」(同735円)です。

 

一瞬、「高い!」と思われるかもしれませんが、1本あたり2斤分なので、1斤に換算すると約370~420円。

 

安くはありませんが、べらぼうに高い訳でもないと言えます。

 

カフェでは、この食パンをどう味わい尽くせばよいのかを体感できるメニュー「セントルトーストセット」(食パン2種盛り)があって、ジャムやはちみつ、レモンペーストを合わせたり、エシレバターなど種類の異なるバターで食べ比べたりできます。

 

ユニークなのは、デロンギやラッセルホブスなどのとてもお洒落なポップアップ式トースターの中から好きなものを選んで、テーブルで、自分で焼けること。

 

だけど、ビジネスマンやビジネスウーマンは、平日に行列に並んでいる時間はないし、週末は平日以上の行列となるであろうことは予想に難くありませんよね・・・。

 

そこで、お薦めしたいのが、サンドイッチのテイクアウトを利用するという“裏技”です。

 

今回、食パンの写真がないコトから推察いただけるように、食パン購入をやっぱり諦めた私は、「サンドイッチはテイクアウトできますか?」と聞くと、スーッと店内に案内してもらえて、注文から10分くらいでほかほかの「オムレツサンドイッチ」(840円)を手にすることができたのです!

 

サンドイッチは具材にあわせて3種類の食パンを使い分けているのですが、ほんのり塩気がきいて、軟らかすぎず、かといって焼きすぎていないオムレツを、しっとりと弾力のある焼き立ての「JP」がやさしく挟んでいました。

 

ちなみに、11:00~16:30までなら、電話で注文をしておいて、約束の時間にサンドイッチを引き取りにいくという方法もOK。

 

サンドイッチは14種類あって、たまご(パンはJP、945円)、ポテトサラダ(同、1050円)、ツナ(同、1050円)、とんかつ(パンはNA、1890円)、エビフライ(同、同)、BLT(パンはEB、1260円)のほか、ビフカツ(パンはNA、6300円)という超高額サンドもあるので、いろいろ試してみてはいかがでしょうか?

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橋本 伊津美

筆者:橋本 伊津美

流通ライター。1976年生まれ、明治学院大学卒業。女性ならではの視点で消費動向やトレンドをウォッチするライターとして活躍。FRANJAでは、有料記事で新連載「温故知新」を、また人気ブログ「橋本伊津美のトレンド小ネタ」(隔週金曜日)を連載中。その他、『日経MJ』(日本経済新聞社)、『日経レストラン』(日経BP社)、『地上』(家の光協会)など多数の流通小売業・サービス関連の新聞、雑誌で取材・執筆中