「岩盤浴・酵素浴」の独立開業で儲かる成功の極意。メリット・デメリットも解説。

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「岩盤浴・酵素浴」の開業が儲かるメリット・失敗すると儲からないポイント

価値提供の多様化とターゲット顧客の明確化

  • 岩盤浴の価値提供の多様化と明確化が必要である。
    従来はリラックス効果が主だったが、最近は友人やカップルなどとのコミュニケーションの場としても利用されている。
    異なるニーズを持つ顧客を同時に満足させることは難しく、自社のターゲットと価値提供を明確にすることが、競争力と顧客満足度の向上につながる。

岩盤浴と酵素浴のサービス業務

  • 業務内容に関しては、岩盤浴と酵素浴は「受付、サービス提供、クロージング」というプロセスがある。
    受付後のカウンセリングなどは、美容室やエステサロンに似たサービス体験を顧客に提供する。
    この特徴を理解し、顧客に合わせたサービスを提供することが重要となっている。

新サービス開発の展望と健康投資トレンド

  • 展望については、岩盤ヨガのような新しいサービスが注目を集めている。
    岩盤ヨガは、岩盤浴の効果とヨガの運動効果を組み合わせたもので、専門のホットヨガ施設や岩盤浴施設でイベントとして取り入れられている。
    また、「健康投資」や「健康経営」という概念も注目されており、企業が従業員の健康維持に注力することで、生産性の向上につながると考えられている。
    この分野での新しいプラン開発にも機会があり、福利厚生プログラムとして提案する事業者も出てきている。

岩盤浴・酵素風呂の特徴と提供施設

  • 岩盤浴は天然鉱石を用い、42~43°Cで加温された環境下で遠赤外線やマイナスイオンの効果を享受する低温サウナ型の浴法であり、その起源は秋田県の玉川温泉にあるとされている。
    現在、岩盤浴はスーパー銭湯やエステサロン、フィットネスクラブなど、様々な施設に設置されている。
  • 一方、酵素風呂は、おがくずや米ぬかに薬草や野草の酵素を加え、自然発酵による熱で体を温める温熱療法であり、主に酵素浴専門施設で提供されている。
    これらの施設ではエステやマッサージサービスを併設することも多い。
  • サウナは、日本では江戸時代から銭湯文化の中心であり、フィンランドの「ロウリユウ」、ドイツの「アウフグース」、韓国の「チムジルバン」や「汗蒸幕(ハンジュンマク)」のように、世界中で広く親しまれている。

岩盤浴と酵素浴の需要と提供施設

  • 岩盤浴や酵素浴は、美容と健康の二つの側面から需要がある。岩盤浴は主にスーパー銭湯や温泉施設に併設され、特に都市部に多い。一方で、酵素浴は専用施設が多く、静岡県に特に多く見られる。

金融支援策の活用:資金調達戦略

  • 岩盤浴・酵素浴を開業する際は、「生活衛生資金貸付」の利用を検討するべきである。
    岩盤浴・酵素浴は、「生活衛生資金貸付(一般貸付)」の対象業種である「その他公衆浴場業」に該当するため十分に利用ができる余地がある。
  • そのほかにも、中小企業向けに各都道府県の中小企業支援センターや商工会・商工会議所などが窓口となる金融支援策がある。
  • 金融機関としては、日本政策金融公庫や商工組合中央金庫などが特定の金融支援策を提供している。
  • これらの金融支援策を活用することで、岩盤浴・酵素浴業界の事業者は、資金調達や事業の拡大、改装などに必要な財源を確保することができる。
    しかし、これらの支援策を利用する際には、融資条件や返済スケジュールなどの詳細をよく理解し、事業計画に適しているかどうかを慎重に検討する必要がある。

競争激化とサービス差別化の重要性

  • 「岩盤浴・酵素浴」の開業にあたっては、競争の激化が大きな課題となっている。
    岩盤浴は、大型温浴施設やエステサロン、整体施設などと併設されることが多く、岩盤の種類やデザインによる差別化が図られている。
    新規参入も一時期活発だったが、現在は落ち着きを見せている。
    しかし、トレンドの変動やサービスの多様化に対応する必要がある。
    酵素浴は施設数が少なく、その提供自体が独自のサービスとして認識されている。
    この分野では、専門性の強化やサービスの組み合わせによる個性的な展開が求められている。
  • 設備投資に関しては、酵素浴は岩盤浴と比較しても資材の調達や発酵促進のノウハウが必要となります。市場のさらなる拡大には、酵素浴の効能に関する知識の普及や啓発が鍵となっている。

消費税増税の影響と顧客維持戦略

  • 消費税増税による影響も無視できない課題である。増税に伴う可処分所得の減少は、顧客の利用回数減少や利用間隔の長期化を引き起こし、売上への影響が懸念されている。
    このため、継続利用を前提とする業界では、顧客の利用習慣を維持する戦略が重要だ。

衛生管理の課題と対策の重要性

  • 岩盤浴と酵素浴の施設においては、高温多湿の環境と不特定多数の利用者がいることから、衛生管理が特に重要な課題である。これには、除菌と臭い防止が含まれている。
    例えば、玉砂利を使用する施設は見た目が美しいものの、汗や髪の毛などの清掃が難しく、メンテナンスが困難である。
    そのため、メンテナンスがしやすい設計と徹底した清掃管理が安全な施設運営には必須となっている。

岩盤浴と酵素浴の業界の国内外展開

  • 一般公衆浴場の施設数は減少しているが、岩盤浴と酵素浴は横ばいとなっている。
  • 価格に関しては、岩盤浴は一回あたり1,500~3,000円程度、酵素浴は4,000~5,000円程度である。
    これにはマッサージやパックなどのサービスが含まれる場合もある。
    また、理美容に関する年間支出は、特に高収入層において増加傾向にあるが、中低所得層では横ばいである。
  • 国内市場の飽和を背景に、岩盤浴・酵素浴業界も海外への展開を図っている。
    特に、岩盤浴は大型温浴施設との併設が多く、これら施設のアジアを中心とした海外進出に伴い、日本式の岩盤浴が設置される例もある。
  • 酵素浴業界においては、多くの施設が小規模な企業や個人経営によって運営されている。
    これにより、海外展開は一定の困難を伴いますが、チェーン展開を行う企業の中には既に海外への進出を開始している例も見られる。
    今後は、文化や商習慣に詳しい個人が現地に長期滞在し、小規模な店舗で岩盤浴や酵素浴を開業するケースが増えることも考えられる。

効果的な改装と新技術の導入

  • ブームに合わせた施設の改装や新しい装置の導入が求められるが、投資の効果と収益確保のバランスを考慮する必要があり、新しければ良い、というわけでもない。

入浴方法のメリットとデメリットの比較

  • 岩盤浴や酵素風呂に特化した統計資料は見つからないが、公衆浴場業やリラクゼーション業の事業所数、従業員数、売上金額を参考にすると、一般公衆浴場業は縮小傾向にある一方で、その他の公衆浴場業は拡大傾向にあることが窺える。
  • 岩盤浴は特にスーパー銭湯やスパ施設に設置されることが多いが、酵素風呂のサービス内容がリラクゼーション業に類似しているため、リラクゼーション業の数値も市場動向の把握に有効である。
  • 温泉、サウナ、岩盤浴、酵素浴といった様々な入浴方法には、それぞれに特徴的なメリットとデメリットが存在する。
  • 温泉のメリット
    広く普及しており、容易にアクセスができる。
    血行促進、自律神経のバランス調整、リラクゼーション効果などの健康上の利点がある。
    多様な温泉成分により、様々な健康効果が期待できる。顔が水面外に出ているため、息苦しさを感じにくい。
  • 温泉のデメリット
    発汗量は中程度に留まる。水の密着により、全身を温めることが難しいことがある。
    個人差ではあるが、衛生面に対する懸念が生じる場合がある。
  • サウナのメリット
    発汗量が多く、デトックス効果が期待できる。温泉施設に併設されていることが多いため、利用しやすい。代謝促進、血流改善などの健康効果が報告されている。
  • サウナのデメリット
    高温の環境が息苦しさや体への負担を引き起こすことがある。
    血管拡張効果の持続性が低く、化学的な健康効果が限定的であるとされる。
    水風呂は身体に悪いという説もある。
  • 岩盤浴のメリット
    遠赤外線による全身の温め効果があり、発汗量も多い。
    横たわる形式のため息苦しさがない。代謝促進、血流改善、リラクゼーション効果があるとされる。
  • 岩盤浴のデメリット
    発汗以外の化学的な効能は限定的で、利用可能な施設数が比較的少ない。
  • 酵素浴のメリット
    高温酵素熱により全身を温めることが可能で、発汗量が多い。酵素の健康効果が期待される。顔が外に出ているため、息苦しさが少ない。代謝促進、血流改善、リラクゼーション効果があるとされる。
  • 酵素浴のデメリット
    発酵に伴う独特の匂いが気になる場合がある。施設の設備や酵素の準備に手間がかかり、利用料が高めに設定されていることが多い。施設数が限られている。これらの入浴方法は、それぞれ独自の特性を持ち、利用者のニーズや好みに応じて選択することができる。

岩盤浴・酵素浴ビジネスモデルの魅力

  • 「岩盤浴・酵素浴」業界におけるビジネスモデルとしては、次のようなポイントが挙げられる。
    開店時や改装時に大きな設備投資が必要となりますが、日々の消耗品を除いて、その他の物品の仕入れは少ない。
    このため、施設の利用率の向上や再来店率の増加が重要となり、これらを促進するための割引制度などの検討が必要である。

投資効率の高さ

  • 総資本回転率は1回転を下回っており、資本集約型産業であることが示唆されている。
  • 費用としては、人件費、光熱費、減価償却費が主要な費用となっている。
  • 黒字企業平均を取ってみると、全企業平均よりも1人当たり売上や設備生産性が高いという特徴を持っている。
  • 売上債権回転日数と、たな卸資産回転日数、買入債務回転日数の差が小さいため、資金の流動性は高いと言える。

継続的な投資とスタッフ育成:施設と人材の質の維持

  • 施設の老化、スタッフの確保なども経営論点となりやすく、施設を新しい状態に保つための投資を行うことと適切なスタッフ確保・教育が重要である。

健康と美容への消費傾向と市場動向

  • 総務省の調査によれば、温泉や銭湯の入浴料に関する家計の年間支出は減少しているが、その他の理美容関連の支出は横ばいか増加しる。
    内閣府の調査によると、お金を使いたい分野のトップに「健康維持や医療介護」が挙げられている。
    このような市場動向から、美容と健康に関連するニーズは成長しており「岩盤浴・酵素浴」ともに、今後も成長していくと考えられる。

日本における岩盤浴と酵素風呂の規制と分類

  • 日本における岩盤浴と酵素風呂は、公衆浴場法に基づき、サウナやスーパー銭湯などと共に「その他公衆浴場(2号)」の一部として分類され、これらの法規制の対象である。

女性顧客を惹きつける施設作り

  • 特に女性をターゲットとする場合、立地やアクセスの良さ、衛生管理や設備メンテナンスの徹底が重要となる。
  • 開業から十数年経過した大型銭湯やレジャー施設では、大規模なリニューアルに伴う改装費用や設備資金の必要性が高まる。
    エステティックサロンやリラクゼーションサロンがサービスを拡充する場合も同様である。

法規制と許可申請の重要性

  • 岩盤浴、酵素浴施設は「公衆浴場法」に基づく公衆浴場(その他2号)として規定されており、各都道府県の保健所に許可申請が必要である。
    しかし、エステサロンなどで岩盤浴が副次的なサービスである場合は、例外となることもある。
  • 2008年に改正された「エネルギーの使用の合理化に関する法律」(省エネ法)では、年間エネルギー使用量が1,500kℓ以上の場合、特定事業者の指定を受ける必要がある。
    大型温浴施設やレジャー施設に岩盤浴・酵素浴設備が併設される場合は、この法律の適用を確認する必要がある。
  • 岩盤浴や酵素浴の広告は、医薬品医療機器等法(日薬事法)、温泉法、景品表示法などに抵触しないよう注意が必要である。
    広告表現が過去に問題となった例もあり、新たに広告を行う際にはこれらの法律を遵守し、必要に応じて都道府県の薬務主管課に相談を行うべきだ。

最低限把握すべき業界用語

  • 「岩盤浴・酵素浴」の経営をする上では、下記のようなキーワードを把握しておく必要がある。
    • デトックス:体内の毒素や老廃物を排出するプロセスで、グルマニウム温浴、岩盤浴、溶岩浴、リンパマッサージなどが人気。
    • 溶岩浴:溶岩を使ったサウナ式の風呂で、特に富士山の溶岩が使用される。遠赤外線の放射率が高く、ミネラルが豊富。
    • ゲルマニウム温浴:有機ゲルマニウムを溶かした温水に手足を浸す方法で、体内の老廃物や毒素の排出、血行促進や新陳代謝を助ける効果がある。
    • ブラックシリカ(黒鉛珪石):北海道上ノ国町で産出される天然鉱石で、多種の天然ミネラルを含む。
    • 麦飯石:花崗岩の一種で、多孔質構造を持ち、ミネラルの溶出や吸着作用に影響する。中国では漢方薬の材料としても使用されている。
    • 北投石:秋田県の川温泉で産出される特別天然記念物で、鉛やラジウムを含み放射性を有している。
    • 米ぬか:玄米を精米する際に出る胚の粉で、おがくずと比較してビタミンやミネラル分を豊富に含んでいる。
    • 檜のおがくず:これは檜を粉状に粉砕したもので、米ぬかに比べ軽く、香りが良いのが特徴。

「岩盤浴・酵素浴」の開業に、必要な初期費用・開業資金

  • 開業資金としては、店舗取得費用や設備投資費用が大きな比重を占め、20平米、10床程度の店舗開業費用は約1,500万円が必要とされている。
  • 設備資金は、温浴装置のほか、空調機器、シャワー施設、ロッカーなど温浴に必要な設備が高額である。
    また、女性客を意識した休憩スペースやロビー、カフェスペースなどの設備ニーズも高い。
  • 主に1回ごとの現金収入や前払いチケット制によるため、資金繰りは比較的安定しており、運転資金を定期的に調達するなどの必要性は比較的低い事業である。
  • 本記事の内容は調査時点のもので、独自調査による推測の情報を含んでおります。数値等の情報を含め保証されるものではありません。
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